論ずるに値しない。

論ずるに値しない文章を毎日書く。内容は読んだ本や今まで考えてきたことがメイン。

2014-01-01から1年間の記事一覧

官公庁会計のしくみ 支出事務のあらまし 起票

起票とは支出負担行為の意思決定を行った後に実際の支出を行ってよいかの意思決定を行うために行う行為の総称である。通常の 支出負担行為が「お金を払う約束をしていいか」という性質の意思決定に対し支出のための起票は「実際にお金を払ってもいいか」の …

女性の最大の敵は女性だと思った

ジェンダーという言葉、概念が浸透してからだいぶたつが男性が「男子とはこうあるもの」であるとか「女子とはこうあるもの」 という言葉を私は聞かされないで育ってきた。(昔のアニメの歌詞に男は涙を見せぬものとかはあったが) なので男らしさであったり…

人口減社会の働き方を考える

少子高齢化社会、超少子高齢化社会を経てついに日本は人口減社会へと突入した。 かねてから人口減時代が突入するといわれていたことが現実のものとなったのである。 とはいえ、人口減になろうが自分のことで精いっぱいであるというのが政治家ではない我々勤…

起業したいのに大学に行く必要があるか問題

http://tsubasakaiser.com/thoughts/2976/ からネタをもらう。 自分の結論から言うと大学は卒業する必要はないが、行っておいたほうがいい。 起業する、しない問わずである。ぜひ、都心の大学に通っておいてほしいと思うのである。 ・欧米の企業家はみんな大…

腰痛の原因が判明

長い間悩んでいた腰痛の原因が判明した。何のことはない 椎間板がすり減っていたのである。このままいけばヘルニア待ったなし! ということなのでコルセットをつけることを義務付けられておれげんなり というのが昨日までの流れです。 今後はコルセットをつ…

寛容さを失う日本とその住民

新たに就任した法務大臣がさっそく香ばしい発言をしたとのこと。 曰く「治安のためには犯罪者の人権なんて知るかよ上等だろ(AKYS)」「ムスリムだけ豚肉抜きのメシ食うの逆差別だと思うんですけど(名推理)」 といった具合である。 早速ネット上では「…

消費税10%の論議をするなら軽減税率などの導入の是非を問うべきだ

いよいよ現実味を帯びてきた消費税の税率アップによる10%。 消費税の根本的な問題である逆進性により持たざる者の負担はさらに増えていくばかりである。そのため軽減税率ないしインボイスによる 低所得者への還付の必要性が問題となる。 そこで議論に挙げら…

ローマ人の物語 賢帝の世紀読了

トラヤヌスの即位からマルクス・アウレリウスの即位までを記述した本。やはり塩野氏の本は 読みやすいが彼女の心酔するカエサルのころと比べると熱量というか鬼気迫るものを感じることはできなかった。 ただ、この時代の完成されきった帝政というシステムを…

官公庁会計の仕組み 支出事務のあらまし 支出負担行為

では実際に支出事務について概説する。支出事務は実際に金銭を支出する前に二度決裁を取る。 一度目は意思決定、二度目が支出決定である。その一度目の意思決定のことを一般的に負担行為といい、この意思決定を 行うために用いる書類を一般的に負担行為票で…

禁煙を考えるとき

最近めっきり葉巻がうまいと感じなくなってしまった。 正直なところガンのおそれとかはさほど考えていない(もともとガン家計なのでどうあがこうがなるときはなってしまうとあきらめている)。 となると葉巻をたしなむ理由はうまいからということと豊かな時…

ドイツ・フランスの会計制度 読了

ドイツ会計→単式簿記を拡張した会計制度 フランス会計→完全企業会計 ゆえに資金繰りの問題が発生する。 会計と統計の違いは監査できるか否かという記述に非常に感銘を受けた。会計検査については専門外であったため 正直なところよくわからなかった。いわゆ…

パくることの是非

どうやら有名ブロガーの人が「人のコンテンツパクって上等だろ、成人の日だぞ」(AKYS)みたいなことを言っているので アクセス数欲しさに中途半端にかみつく。 そもそもパクリとはなにかぱくりとは、大きな口をあけてものを食べるさまを示す言葉。転じて盗…

問題発見プロフェッショナル読了

職場で問題を発見して解決するプロセスを体得したいと思って読んだが、「問題」のとらえ方が違った。 自分の「問題」とは「これを解決すれば一気に物事が進む・改善する」問題であったのに対し この本で解説する「問題」は「命題を与えられてそれを解くため…

行財政改革と公会計 読了

調べている海外の公会計について知ることができた、という意味では非常に 意義のある本であった。そして韓国が予想以上に企業会計に移行が進んでいることに 驚いた。これはアジア通貨危機に基因するものであるとのこと。 公会計が企業会計に移行すればより良…

今月は低空飛行

八月も終わり、九月となった。 私はこのときまでロクに夏休みを消化していないため毎年九月はボーナスステージである。 連休の前後に休みを強行的に取得し、半月働かないというようなことまでする悪行っぷりである。 しかし、残念なことに今年はそういうこと…

人生は手帳で変わる 読了

最後の一週間分はフランクリンプランナーの宣伝だが、それ以外は細かいワークをこなすことによって自身の目標ややりたいことを明確化していく。 何かに行き詰まりを感じた人は読んでみても損はないだろうと思う。自分もやるべきことを一読して再確認できたの…

新採の思い出

会計部門の偉い人に起票ミスでよく呼ばれてたのをよく覚えている。 そしてよく怒られた。 「お前何年この仕事やってるんだ。いい加減にしろ」 「一年目です」 「一年目・・・あっ(察し)」 老け顔なのはわかっていたがベテランに勘違いされたのは初めてであ…

官公庁会計の仕組み 支出編 支出事務 はじめに

*** はじめに ここからは実際の支出事務をどのように行っているのかを解説する。この章の目的は「なぜこのような特別な手続きを踏まなければならないのか」を 説明することと同時に職員なら避けては通れない支出事務についてここで整理することにより職務の…

日本の一番長い日 読了

玉音放送が放送されるまでのやり取りを書いた本。放送前にクーデター未遂や陸相とのやり取り・かけひきが熱い。 ただこのクーデター未遂や陸相の辞職していたら戦後はどうなっていただろうかと考えるとぞっとする。 終戦を決意したのも原爆であるという記述…

U理論 読了

前に読んだU理論入門より多くの実例をもとにU理論を説明している本。(本家だから当たり前ではあるが) しかし、入門と同じく一読するだけでは理解することはできなかった。 ただイノベーションと衰退をUと反Uで説明しているのが非常に新しく非常に納得がい…

ヒアリングマラソンやってます

思うところあってアルクのヒアリングマラソンを受講している。 思うところとはやっぱり英語聞き取れるようになってオーディオブックを聞けるようになったら安価に本読めるんじゃない? ということに他ならないのである。本ありきのマラソンなので非常に多彩…

支出のしくみ 入札

** 入札 予算が成立し、次年度を迎えたらいよいよ本格的な支出事務の始まりであるがそのまえに論ずべきことがある。それは入札制度についてである。 入札制度の趣旨は一社に契約を偏らせないことにより事業の公平性を担保し、かつ市場原理をうまく利用するこ…

いちばんやさしい公会計の本 読了

今の公会計を概説した本。概論自体が珍しいのだがあくまで外部からの視点なので現職員が知りたい「かゆいところ」に届く内容ではなかった。 支出や予算編成のフローは大変わかりやすいのだが込み入ったところまで説明していないため消化不良の感がある。 公…

能率手帳の流儀 読了

手帳に予定だけではなく考えたこと、願望などを書いてそれをのちに読み返した時に新しい発見や飛躍があるよ、という本。 字が汚くてもとにかく書くというのがポイントとのこと。 能率手帳の宣伝かな?とも思ったがそうではなくむしろ著者のわたしはこうして…

支出の仕組み 議会上程

ヒアリングを行い、全体の意見集約が完了し一般会計予算の総枠内で予算編成が完了したら次は議会による承認を得る。議会上程に先立ち各会派から予算編成 要望がなされることがある。これは拘束力はあまりないが、なるべく要望に沿った予算案を示せるかどうか…

手帳シーズン到来

いうまでもなく私は文房具好きである。 この時期になると来年の手帳が出だして非常に心浮かれる日々ではあるのだが、 同時に飽き性であるためになかなか一つの手帳に決めきれない。そして複数冊買ってしまう。 基本的に使うのはタスク、目標管理のフランクリ…

電子書籍と紙の本の違いが判明したらしいけれど

http://gigazine.net/news/20140821-reading-on-screen/ >両グループとも、「物語の背景」や「登場人物」、「ストーリーの詳細」などの項目では同等の正解レベルを示しているのですが、 >物語中の出来事が発生したタイミングを尋ねた設問では、電子書籍を…

支出のしくみ ヒアリング

予算計上を行ったら次に行うのは部内ヒアリング、そして財政担当部署とのヒアリングである。 ヒアリングというのは文字通り聞き取り調査のことで文書で示したことや質問したいことを実際に面と向かって会話することで 解消しようとする制度である。単なる調…

自由論 読了

ミルの代表的著作にして自由とは何かを考える際にかならずぶち当たるほど古典中の古典。名著。 この論は社会が発展するには多様性を受容する寛容さが社会には必要である。そのためには低所得者に教育を する場合に助成を政府が行うべきであるというところま…

官公庁会計のしくみ の更新を再開します

夏のコミックマーケットやツイッター上で多くの方に興味を持ち、本を手に取っていただきありがとうございました。 あの内容が一般企業会計との比較で概説を論じたものであるならばこのブログで連載しているのは手続き編。 いかなる手続きを踏んで会計手続き…