論ずるに値しない。

論ずるに値しない文章を毎日書く。内容は読んだ本や今まで考えてきたことがメイン。

2015-01-01から1年間の記事一覧

我々をしばる3つの縄   

不思議なもので、我々日本人は自分でこしらえた縄でもって自分を縛るのがすきなようだ。 地方において職務を遂行するにあたり常に感じるのは自作自演の多さである。 今回はその3つの縄について考えたいと思う。 血縁 まず第一の縄は生まれた時から死ぬ時まで…

コミケ89に出展します。

宣伝ブログめいてはいるが コミケ89に出ます(本当は88にも出たかったがあえなく落選) . OT会長を名誉会長にいただくOT研究会は誰も書きそうにないことをあえて記事することにより 自由な言論を確保しようとする趣旨などは全くなく己の趣味なんだけど発…

「知的複眼思考法」読了

あまたの類書がある中でこれがすごいというものははっきり言ってなかった。こういう「考える」ことについて書かれた本は「考える技術・書く技術」が抜きんでていて他の本は縮小再生産されたものというイメージがあるが,それは間違いではないだろう。 類書が…

ごあいさつ

# もう一度「書く」という訓練を始めたい うつ病からもようやく立ち直り、仕事場での成果も着々上げつつある最近ではあるが、楽しいことを覚えると忘れてしまうのが文章作法としゃべりの技術である。 私も日々調査に際して図面は書くが喋らず、文章を書かず…

ユーゴスラビアの崩壊を読む

旧ユーゴスラビアの崩壊に関する血みどろの争いはかねてより紛争の火種とはなにか,という観点で最近関心を寄せていたところではあるがこの本は崩壊の経緯はもちろん書かれているが,実際に現地で体験した地獄としか言いようのない現状を記録した本であった…

ターンエーの癒し 読了

僕がこの方十年以上の冨野監督を信奉しているということを差し置いても久しぶりに読んでいて涙が出そうになるぐらい感情を揺さぶられた。 この本は監督が対人関係においての苦労がたたり発症してしまった鬱にも似た症状(おそらくうつ病だろう)とどのように…

フェイスブック 若き天才の野望 読了

映画「ソーシャルネットワーク」の原作のような位置づけの本である。この本についてはすでにいろんなところで感想が書かれているし,あらすじも紹介されているので省くがザッカ―バーグがスゴイのは節目節目に自分の身の丈に合った師匠があらわれたり見つけて…

つかってみよう情報開示制度

冬のコミケに出すおまけの記事が宙に浮いてしまったので公開。3Pぐらいの分量なのでほんとにおまけですが非常に有用な制度だと思うので参考にしてどんどん開示請求してみてください。 ** 趣旨 情報開示制度は公文書等の管理に関する法律(平成二十一年七月…

自分が書いた文章を読んでみる

一年近くこのブログも更新を続けているとそれなりに積み重ねというものがある。新年早々風邪をひいて床についているときにできることといえば本を読むことと音楽を聴くことぐらいであり,自分の中で向上が見込めるのはもう文章とか知識を蓄えるとかそういう…

コミケ御礼

先日開催されたコミックマーケット87において私が所属する「OT研究会」に足を運んでいただき誠にありがとうございました。自分の書いた記事が官公庁会計のしくみというニッチにもほどがある内容にもかかわらず数多くの方が足を運んでいただき,またその場で…