問題発見プロフェッショナル読了

　職場で問題を発見して解決するプロセスを体得したいと思って読んだが、「問題」のとらえ方が違った。

自分の「問題」とは「これを解決すれば一気に物事が進む・改善する」問題であったのに対し

この本で解説する「問題」は「命題を与えられてそれを解くために必要な手がかりを発見する」ことであった。

もちろんこの本が意味がないというわけではない。むしろ命題が与えられた問題に対しさまざまなアプローチを介して

その解決する方向性を導き出してくれるような手法をもれなくわかりやすく解説してくれた非常に有益な本であった。

　U理論関係の本と異なり図録がしっかりわかりやすいことに加えて文章・内容も比較的平易なものが多いため

一読しただけでもある程度理解することはできた。これが使えるか否かは職場がどうであるとかそういう問題になってくるだろう。

問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」