(考察)嫌いなことば3 みんなしてる
嫌いな言葉のみっつ目は「みんな〜してる」だ。これは前回二つと異なり「同調圧力」をかけるものだ。
・理由や根拠がない
嫌いな理由の一つは根拠がないことだ。自分はすべての行動には根拠があるものだと確信しており、相手にも求めてしまう癖がある。行動には根拠がある以上、相手の動きもある程度読めるのだがそれができない。つまり、言われた側は相手に振り回されてしまいかねない。
・思考停止
このことばも前回二つと同じくなにも考えないで言えることばだ。とりわけこの言葉は思考停止色が強い。つまり、自分の考えを述べていないのだ。
思考停止すると自分で考えることをまったくしなくなる。そういう人とはなすのはひどい苦痛なのだ。
とりわけ日本人は他者と歩調をそろえることを異常に気にする。このマインドセットがこの言葉を異常に便利にしている。自分たちがはなしているのは「みんな」ではなくて「あなた」なのだ。
・同じことをして楽しいか
「みんな」と同じことをして楽しいのか。同じことをして、同じ結果を出していればそれは楽だろうが、楽しいのだろうか。おもしろいものはすべて「みんな」の場所にはないと思う。