尻拭いをする仕事を40年続けられるか 公務員になるべきか問題
安定した職業の代名詞として語られる公務員。内部にいるとそんなにいい仕事ではないことがわかってきた。
・きみは安定と引き換えに退屈な仕事に耐えられるか
まず,仕事は一部の技術職を除いて単調な仕事に終始する。帳簿をつけたり過去の事例を参照して起案(意思決定をしていいかをたずねる書類。法律関係者の言う
ものとは大違い)して,つまらない根拠を作るために延々と調べ物をする。これを冗談を言うこともなく延々と続けるのである。
ルーチンワークが好きな人には転職かもしれないがかなりつらい。精神的に。
・尻拭いをする仕事
かつては景気も良かったために事業自体も非常に「ゆるく」行われていた。現在は緊縮財政の折非常に厳密に事業を継続する必要性が出てきている。
今現在の公務員の仕事の三割ぐらいはこのゆるく行われていたころの尻拭いである。尻拭いが好きな人はおすすめの職業である。
・それでも安定している?
昨今このガバガバな運営により赤字転落する自治体も出てきているし,財政破たんした自治体も存在する。つまり,地方公務員は絶対安定の職業ではないのである。
そもそも安定した職業など存在しない以上,働く動機はカネか可処分時間の多さどちらをとるかという選択になってくるはずである。
地方公務員は比較的可処分時間の多い職業なので働くこと以外に目的がある人にはいい仕事であることは間違いない。有給も基本的にはとれる。
・墓場
一番の問題は事務職は非常に多様な業務をやっているはずなのであるが民間企業の受けが悪いことである。つまり,イヤになったからといって転職しようにも
なかなか転職するのが難しいのである。