論ずるに値しない。

論ずるに値しない文章を毎日書く。内容は読んだ本や今まで考えてきたことがメイン。

現場主義が大嫌い

 現場主義が本当に嫌いである。正確にいうと現場主義と言い出す人間が嫌いなのである。
第一に自身の主義主張を他者に押し付ける。
第二に非効率である
第三に現場に立っただけで満足するバカが多すぎる

ことである。以下解説する。

・自身の主義主張を押し付けるということについて
 現場主義者は他者に必ず「現場に行く」ことを強要する。この強要は絶対に,必ず,間違いなく
行く理由や目的,リスクリターンを計算しない。そして何も教えずに放り込むだけ放り込むことによって
痛い目に合う。そういう理不尽を他者に押し付けることが教育なのだとしたらそんな教育は間違っているし,
そう考えている管理職はすぐさま辞職すべきだろう。それは教育ではなくイジメである。
 現場に行って何かがわかる状況まで行くにはそこまでにある程度の知識が必要なのだ。いざ現場に行っても
行っただけで何も得ることがない。それをわかっていて他人にやらせることは他人の時間強盗である。

・非効率である
 問題にぶち当たった時現場に行ってああ,満足というやつがいる。何も考えずにいくやつもいる。
そのたびにいちいち外に出てたら仕事にならない。非効率である。まず与えられた情報から分析をしたうえでさらに
確度を求められる場合,どうしても判別がつかない場合,情報が怪しい場合は絶対に赴くべきではあるがそうでない場合は
デスクの上で判断することが望ましい。現状の情勢において一つのことを専門にやっている人なんてほとんどいないし,ほかのことは対応しなくていい
ということはないはずである。仕事を放棄していることに等しいぐらい非効率である。

・満足するバカが多すぎる
 一番の問題は「仕事をしたつもりになってしまうこと」である。
現場に行くだけで「仕事をした」と思っている人多いんじゃなかろうか。結局のところ疑問が一個解決しただけにすぎず成果物は
できてないはずである。それは仕事をしたのではなく調べ物をしただけである。しかも時間当たりの成果の低い調べもの。
そういうバカなことをやってて提示に仕事が終わらないと嘆いたり,残業を強要することは犯罪に近いほど非難されるべきだ。

 自分は何も現場に行く必要はないと考えてはいないが必要以上に行くこと,行かせることは無駄な行為であると考えている。
デスクワーカーはマルチタスクというかやるべきことを同時並行的にやらなければならない以上,ムダなことに時間をとって仕事をしたふりする
暇はないはずである。