メモ帳の重み
一年以上かかったが、ようやく一冊目のMoleskineを最後まで使いきりました。これまでのメモ帳の消費ペースからするとかなり遅い部類でした。最近品質が低下したといわれているMoleskineですが、自分の感覚ではそういう印象は持たずすばらしいメモ帳という印象でした。
・Moleskineのよさ
まず第一に表紙からゴムバンドに至るまでかなり頑丈でありなにかを張り付けたりメモポケットに多少過剰積載してもびくともしない。(経年劣化のせいか最後の方はメモポケットの谷間が少し破けてしまった)
次にたまにamazonでやすく買えることができること。定価は千円以上だが、時期によっては三百円という驚異的なねだんで売られることがある。三百円台までいくと頑丈であると誉れだかいコクヨの測量野帳とページ数比較をするとほとんど変わらない値段になる。自分は三百円台の時に五冊ほど買いだめをしたので一年以上は補充する必要もないでしょう。
・メモで感じる月日の重み
文章でかたるより写真でみてもらったほうがいいでしょう。以下がMoleskineの使用前と使用後です。
使用前は表紙も平面でキレイだが、使用後はこのように湾曲している。厚みも二倍以上違う。この違いは如実に月日の積み重ねを表していると思う。日頃なにを記録しようとしていたか、なにを見に行ったか(映画や特別展の半券も張り付けている)、なにを考えていたかの総量を目に見える形で残せる。これが楽しくてメモを取っています。
・メモ帳の変遷
もちろんこの考えに至るまで様々なメモ帳や考え方の変遷がありました。考え方の変遷は後の機会に譲るとして、ここで振り返ってみようと思う。
1.Rhodia
中学生当時文房具に多少興味を持ちだした頃話題になっていた(今では定番化していますね)メモ帳。オシャレで方眼用紙でさまざまなサイズ展開を行っているため使用目的や荷物の都合に対応できる。
しかし、ブロックメモの欠点として容易に切り取れるというものがあるため記録の散逸が避けられないということと、見返すときにいちいち一枚一枚開くのが面倒だったため最終的には使わなくなってしまった。
大学時代に使い込んでいたメモ帳。値段も安く、表紙も頑丈なので保存も利く。綴じ手帳なので検索も容易に行える。
しかし、仕事を始めてからはむしろ使わなくなってしまった。理由は職場で測量を行う人が多い部署に配属になったため経理の自分は使いにくい雰囲気を勝手に察したからだ。
そんなつまらない理由でやめてしまったが、一ヶ月二ヶ月ハードに使っていると表紙が折れてしまうという欠点もあった。今でもときおり見返すがレベルブックよりスケッチブックの方が方眼なので使いやすかったのでおすすめ。
前述したので利点は割愛するが、欠点としては高いことと、品質が一定しないことがあげられるだろう。自分はそこまで細かい性格でもないので金銭面に目をつぶれば最高のメモ帳だと思います。
4.情報カード
現在でも使用している。もっぱら5x3のものを使用中。まずやすいこと、コンパクトであるためにベッドやポケットに忍ばせてとっさに記入できること、一枚一枚独立しているためメモ帳に記入してはまとまらなさそうなことをワンテーマ一枚で使用していくと順番をくみかえたり分類別にすることで整理できることがあげられる。
ただし、情報カードはしっかり保存先を決めて保存しておかないと散逸しやすいために使用前に保管先を決めておかないと見返すときに苦労すると思う。というか現にした。
・ストックの重要性
メモ帳は即座に使用する覚え書きのようなものでない限り一日二日で効果を実感できるものではないので、使ったあとはしっかり保存しておくことが重要であると思う。メモ帳で書き留めたことは「振り返り」を行うとき、類似の問題に当たったときに読み返すことによって真価を発揮する。そのために情報の一元化を行うことが大事だと考えている。
情報の一元化の一番の利点は「ここをみればわかる」という安心感。情報の一元化は保存場所の一元化もセットで扱わないといざというときによけいな時間をかけてしまうので注意したいところです。
以上