首都圏外郭放水路にいってきた
さる2013年11月16~17日にかけて埼玉県春日部市にある首都圏外郭放水路の見学会に参加してきた。
・首都圏外郭放水路とは
シールド工法で建設されたシールドトンネルで、延長約6.3km、内径約10m。1992年(平成4年)度に着工し、2006年(平成18年)度に完成した(稼動自体は2002年〈平成14年〉から部分的に行なわれている)。
台風・大雨などによる中川・倉松川・大落古利根川など周辺河川の増水時、洪水を防ぐため流量容量を超えた水を貯留し、江戸川に排水する。そのため、地下河川であると同時に巨大な洪水調節池としての機能がある。この放水路の開通により、洪水常襲地帯であった倉松川流域などで洪水が減少している。
・見所
なんといっても”地下神殿”と呼ばれる調整水槽だろう。
人と柱の対比をみてもらえばわかるようにとても高さ、奥行きがあり相当量の雨水をためることができる。
そして照明がなんともいえない荘厳さを演出している。これは特撮がロケするわけだ。まさに別世界。
今回はさらに一般見学でもみられないポンプ室と実際に雨水を流入させる際に用いるプロペラ(内羽根やインペラと呼ばれる。)
ポンプ質の全景。戦車の砲塔のような形状をしているのがポンプを動かすエンジン。三菱重工製のガスタービンエンジン。出力14000PS。このエンジンは航空機用のモノをそのまま利用している。
そしてわかりにくいがインペラ。
見えにくいが水が漏れだしている。
最後にモニュメント式に飾られていたシールドマシンをのせて終わり。
大宮から三十分ちょいちょいの場所にこれだけの構造物があるのは驚き。建造物に興味がある方は調整水槽だけでもみる価値がありますよ!