論ずるに値しない。

論ずるに値しない文章を毎日書く。内容は読んだ本や今まで考えてきたことがメイン。

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ を読んだ

 学習効果を高めるためにはどのようにすればいいかを書いた本で、

  • 学習する意味を見つけ
  • 知識をなにかに関連付け
  • 知識定着するためには類推(アナロジー)を使って知識と知識を結びつける
  • 記憶するためには忘れそうなときを見計らって覚えなおそう(ankiというアプリなどを活用する)

というのが本旨。

 ビジネス書的な位置づけにあるからかある人のピソードからの引用が多い。自分がこのような本を読むときは特定のスキルやノウハウを手っ取り早く得たいからなので非常に冗長に感じた。

 加えて書かれていることが自分が長いこと勉強してきたことで経験的に知っていたことが大半だった(学習の内容頭の中に入れたいときには自分で自分に質問をしろ、定期的に小テストや答練を受けろ、誰かに教えてみろのようなテクニック)ため、新しい何かを得るというよりも自分の学習プロセスがどこが正しくでどこが足りないかというのを確認したというぐらいか得られるものがなかった(自分の場合は定期的に小テストや答練をやってわかっていないところを洗い出すという行為が足りなかった)。

 私にとっては得るものは少なく、冗長に感じた本だが、体系的によりよい学習成果を得るためのプロセスを確認できたということでは良い本だったと感じる。そして文章それ自体が平易であるため読みやすかったというのはいいところである。

 

 

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ

Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ