論ずるに値しない。

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肩をすくめるアトラス感想

 鉄道会社の再建と崩壊をモチーフに作者アイン・ランドおばさんの客観主義(objectism)について論じた二段組み600ページにわたる本。
人間というものはすべて合理的に行動することをよしとするという考えを六十年代のアメリカで適用したらどうなるのかという想定なのだが、
残念ながら私の主張とは相いれない部分が多かった。この客観主義、「公共の福祉とは稼がないものへの福祉のことであり、稼ぐ者にとってはタカリである」
という考えである。つまり最大化された弱肉強食主義。

 

 

肩をすくめるアトラス

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