単語でしか話せない日本人
単語でしか話せない日本人
客商売をやっていると常々思うのが「単語」でしか話せない日本人の多さである。
単語でしか話せないというのはなにかものを買おうとして「これ」としか言わないとかそういうことである。(売買の場ではそもそも一言も発しない人もかなりいる)
君たちさ、何のために口がついているんだね、という気持ちを抱かざるを得ない。そもそも人間なんてなにを考えているのかわからないんだから、「察する」ことを要求するのは大間違いである。口に出さなければなにもわからないし、自分の思い通りにならない。
接客する側は意図の通りであるかどうかを聞かざるを得ない
察してほしいのはわかるが、接客する側はしっかりと察することができたかを確認する必要がある。つまり「お会計でいいのか」とかそういうことである。
会計ならまだいいが、なにかの申請書類をほしいのか、書き方がわからないのかまでは察することはできない。説明しようとすると「それぐらいわかる」と言う人もいる。応対する側は初対面の君の知識量なんて知らないんだから、口に出してくれよ。
おもてなしおもてなしというが客を甘やかすと客自身が得をしないことが多い。まず、意志の疎通を図るために無駄な時間を費やすことになる。
単語で話している人間がバカ何じゃないかと思われる。つまり、日本語をしゃべることができるのかを疑う。これは外人にはみられないことである。「これがしたい」「あれがしたい」ということは口に出さないと始まらない。
コミュニケーション能力とはそういうところで出てくるんだなあと思うのである。
ONLY IN JAPANですね。ほんと。ばからしい。