論ずるに値しない。

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いわゆるジョブローテーションについて

 公務員業界(特に市町村)ではジョブローテーションを行うのがほぼ常識になっているでしょう。ジョブローテーションとは数年単位で職場を異動することをいいます。

 

・ジョブローテーションの利点

 若いうちからこれを行うことによって広範な知識とジェネラリストを育成することができる。

・長い間一定程度在籍させておくと癒着が発生する可能性があるのでそれを避けることができる。

・漫然とした業務からの開放

 

があげられるかと思います。

 

 これらの利点は同時に欠点になりうるのではないか。

 つまり、ジェネラリストの養成に力を入れすぎて結局のところなにもすることもできない人間を作り出してしまうのではないだろうか。

 また、癒着を懸念しての予防的措置としての人事は現在ですら減少している特定事業の専門家が育たないのではなかろうか。

 果たして癒着防止と専門家育成を天秤にとって誰も責任をとらずにいざというときに経験や知識に裏打ちされた解答を得ることはできないのではないか、というのが私の意見である。

 

 実際起こす部署や個人はその体質にあるのでジョブローテーションしても仕方がないんじゃないんだろうか。