論ずるに値しない。

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[感想]フラット化する社会

一週間ほどかかったが、読了。

 

フラット化というのはインターネット等により時間的、距離的な制約がなくなり、全世界中において条件が対等になることをさしている言葉であるが社会人一年目である自分がひしひしと感じているのはこの本で再三再四かかれている「グローバル化」ではなく「誰でもできる簡単な仕事はどんどん海外に流れている」ということであり、それはやはりフラット化した社会においては簡単な仕事はコモディティ化されてしまっていることであると断言しているのはなるほどなあと感心した。

 

 ・フラット化した社会で生き抜くにはどうするべきか

世界で必要とされる人間になるか、特殊なスキルを持つか、地域に密着した仕事をするかの三つでしか生き抜く方法はないという。さもなくば安い賃金で生活することを甘受するか。非常にシビアな世界がこれから待っているという印象を受けたが逆に言うと新たな分野で成功することは全世界で成功することができるのではないか。

 

 ・この本で得たこと

むしろこの本は世界を相手に仕事や学業に励む人には必要ないものと考える。これからどのような道に進むべきか悩んでいる学生、仕事のフィールドが地方にしかない社会人が読むべきものだと考える。特に公務員とか。「これまでも通用してきたのだからこれからも大丈夫だろう」という風土が社内にあると感じてる人ほど読むべきではないか。

これから確実にそのような甘い目論見は通用しない。

だからこそ今おかれてる立ち位置を把握し、自らの仕事をよりよいものにそしてフラット化した世界に対応したものにしなければならないと思う。

 

非常に面白かった。おすすめです。