読書
トラヤヌスの即位からマルクス・アウレリウスの即位までを記述した本。やはり塩野氏の本は 読みやすいが彼女の心酔するカエサルのころと比べると熱量というか鬼気迫るものを感じることはできなかった。 ただ、この時代の完成されきった帝政というシステムを…
ドイツ会計→単式簿記を拡張した会計制度 フランス会計→完全企業会計 ゆえに資金繰りの問題が発生する。 会計と統計の違いは監査できるか否かという記述に非常に感銘を受けた。会計検査については専門外であったため 正直なところよくわからなかった。いわゆ…
職場で問題を発見して解決するプロセスを体得したいと思って読んだが、「問題」のとらえ方が違った。 自分の「問題」とは「これを解決すれば一気に物事が進む・改善する」問題であったのに対し この本で解説する「問題」は「命題を与えられてそれを解くため…
調べている海外の公会計について知ることができた、という意味では非常に 意義のある本であった。そして韓国が予想以上に企業会計に移行が進んでいることに 驚いた。これはアジア通貨危機に基因するものであるとのこと。 公会計が企業会計に移行すればより良…
最後の一週間分はフランクリンプランナーの宣伝だが、それ以外は細かいワークをこなすことによって自身の目標ややりたいことを明確化していく。 何かに行き詰まりを感じた人は読んでみても損はないだろうと思う。自分もやるべきことを一読して再確認できたの…
玉音放送が放送されるまでのやり取りを書いた本。放送前にクーデター未遂や陸相とのやり取り・かけひきが熱い。 ただこのクーデター未遂や陸相の辞職していたら戦後はどうなっていただろうかと考えるとぞっとする。 終戦を決意したのも原爆であるという記述…
前に読んだU理論入門より多くの実例をもとにU理論を説明している本。(本家だから当たり前ではあるが) しかし、入門と同じく一読するだけでは理解することはできなかった。 ただイノベーションと衰退をUと反Uで説明しているのが非常に新しく非常に納得がい…
手帳に予定だけではなく考えたこと、願望などを書いてそれをのちに読み返した時に新しい発見や飛躍があるよ、という本。 字が汚くてもとにかく書くというのがポイントとのこと。 能率手帳の宣伝かな?とも思ったがそうではなくむしろ著者のわたしはこうして…
ミルの代表的著作にして自由とは何かを考える際にかならずぶち当たるほど古典中の古典。名著。 この論は社会が発展するには多様性を受容する寛容さが社会には必要である。そのためには低所得者に教育を する場合に助成を政府が行うべきであるというところま…
要するに過去問を何度も何度も回せばおのずと頭の中に入ってくる、という内容の本。 前著の超高速学習法をより噛み砕いてわかりやすくした感じといえばわかりやすいだろう。 実際に使用した問題集を写真に乗せているため非常にわかりやすい。 今年一番参考に…
十年前の本だが、十分読書に耐える内容だった。以下感想 I-海外派遣 当時の法制度と米軍の要請をどのようにすり合わせるのか。この苦労を記述している。今では内容は 古いが、状況は同じだろう。知らなかったことは市ケ谷に殉職された自衛官の慰霊施設が あ…
ソロス自身による投資理論の解説書で、現実のトレードに際してどう感じていたか、何を見ていたかを日記形式で書かれているので非常にわかりやすかった。しかし、彼の投資領域は外貨であるため株取引を主体とする自分としてはいまいちピンとこなかった(これ…
非常に端的にまとめることは難しい本であった。 しかし、無駄な引用や勝手な考えを吹聴するのもどうかと思うのでエイヤっと書く。 この本は歴史主義、すなわち世界情勢などの未来は歴史を見ればわかるし、歴史の流れに沿って動いている とする思想をあらゆる…
必要性⇒発明⇒受容⇒拡大までの過程を描いた本。各々の段階で問題が発生し、これをどのように解決したのか。受容された後の爆発的な普及による経済の拡大はダイナミックである。 ただ、終わりがコンテナが世界標準の輸送手段になりました。なのは残念。今後の…
表題の通り読み終わりました。 この本は面白かったんだけど、読む人を選ぶ本だというのが最初の感想です。詳しい感想文は後日。慈しみの女神たち 上作者: ジョナサンリテル,菅野昭正,星埜守之,篠田勝英,有田英也出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/05/26メ…
もう一度読み直してみました。 ・マクニール「世界史」 この本初見では「ああ、いつもの歴史の概観を書いた本か」と思っていたのですが、読み直してみるとものすごい一貫性を持った東西の比較をしている本だということにようやく気づきました。 この本は三つ…