論ずるに値しない。

論ずるに値しない文章を毎日書く。内容は読んだ本や今まで考えてきたことがメイン。

考察

いまさら聞けない災害に関する法律について

本題の前に 本記事を作成するにあたり、熊本地震で被災されたみなさまにおかれましたは、このたびは大変な状況下におかれておりお見舞い申し上げます。 直接的な被災地支援はなかなか行うことができず、また支援がなかなか届きにくい状況下とは思いますが被…

「支持政党なし」党は日本版デモエックスたりえるか

今般の衆議院議員選挙において大きな話題となった諸派に「支持政党なし」というものがある。この政治団体の唯一の綱領は「ネット投票の結果による議決権の行使」というものである。団体名が「サギっぽい」とか「いやらしい」という意見も大きくみられたが残…

軽減税率導入の可否についての意見

自分のような立場が食い扶持を減らすような言いざまをするのは問題であるとは思うが消費税を増税するのならば当然に軽減税率を導入すべきであると考えている。 そもそも,富の再分配を目的とした税制とその徴収体制自体に自分は否定的であるのだがそれを行う…

「どうして解散するんですか」サイト問題で浮き彫りになった政治家志望の大学生の胡散臭さ

どうして解散するのかという問いを今回聞くがそれは政局であったり信を問うたりする理由があるということであり正直なところ赤旗祭りなどで安倍やめろコールをするような共産党であったりその他有象無象のリベラルな方々は今回の解散によって自分たちの力を…

再び常体と敬体について考える

久しぶりにピンズドな記事を見つけたので紹介する。http://nogutyo.hatenablog.com/entry/2014/11/11/073540常体と敬体に関する記事で,結論は常体のほうが意見が伝わりやすい!と書きながら敬体に終始しとるやんけというなんとも説得力のない記事ではあるが…

消滅可能性自治体に思う

消滅可能自治体のことが出て随分と久しいが,残念ながら危機感は持っているけれど対処の仕方が残念な自治体がみられる。 その自治体は何のとりえも見どころもないのに「知名度を上昇させることが消滅回避につながる」と考えている。これは大きな間違いである…

「女だから」閣僚は誰も得しない

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS20H06_Q4A021C1MM0000/ 同日に二人の女性閣僚が辞任した。安倍改造内閣において「女性の登用」目玉の一つではあるがこれが見事に出ばなをくじかれた格好となった。 ・実力勝負の場において「女だから」は許してくれな…

いわゆるブログ論について

ブログについての論争が最近盛り上がっている。やれブログとはなんだとかブログはこうあるべきとかそういうものである。 とかく「こうあるべき」と紋切り型で示したいあたりがなんとも日本的であるが,ブログというのはそういうものではないだろう。 情報発…

無謬性という共同幻想

無謬とはあやまりのないことを指す語であるが,巷ではこれに「性」をつけて「無謬性」と呼ぶことが多いらしい。 この場合の無謬性とセットで語られるのは公務員である。公務員の無謬性,つまり原義では公務員のやることに間違いはないということである。 こ…

ハネる記事をかく方法論批判

いろいろなノウハウを収集してきたがいわゆるバズるブログというのは ・ワンテーマで ・1記事が長い(からあとで読むという意味でブックマークしてくれる) ・写真が多い のが原則らしい。 自分も下心があってブログは書いているがこういう手段と目的が転倒…

要はしっかりとした運営をしろよという話

ブロガーの勉強会?でお金を取ったら怒られたよ、という騒動のもとの記事を読んだ。 http://tano.blog.jp/20140912/event これ、至極まっとうなことしか書かれておらずこれで炎上するのはなぜだろうという疑問を持った。 もちろん、私は当日参加していないし…

人を育てるために肝心なこと

自分はまだ部下を持ったことはないが、人が育つのはある一定の方向性があるように感じる。 それは「やらせたことがスキルになる」ということである。苦手でもなんでもやらせてみたことは少なくとも 使い物になる。しかし、それは悪いところもそうである。自…

女性の最大の敵は女性だと思った

ジェンダーという言葉、概念が浸透してからだいぶたつが男性が「男子とはこうあるもの」であるとか「女子とはこうあるもの」 という言葉を私は聞かされないで育ってきた。(昔のアニメの歌詞に男は涙を見せぬものとかはあったが) なので男らしさであったり…

起業したいのに大学に行く必要があるか問題

http://tsubasakaiser.com/thoughts/2976/ からネタをもらう。 自分の結論から言うと大学は卒業する必要はないが、行っておいたほうがいい。 起業する、しない問わずである。ぜひ、都心の大学に通っておいてほしいと思うのである。 ・欧米の企業家はみんな大…

寛容さを失う日本とその住民

新たに就任した法務大臣がさっそく香ばしい発言をしたとのこと。 曰く「治安のためには犯罪者の人権なんて知るかよ上等だろ(AKYS)」「ムスリムだけ豚肉抜きのメシ食うの逆差別だと思うんですけど(名推理)」 といった具合である。 早速ネット上では「…

消費税10%の論議をするなら軽減税率などの導入の是非を問うべきだ

いよいよ現実味を帯びてきた消費税の税率アップによる10%。 消費税の根本的な問題である逆進性により持たざる者の負担はさらに増えていくばかりである。そのため軽減税率ないしインボイスによる 低所得者への還付の必要性が問題となる。 そこで議論に挙げら…

パくることの是非

どうやら有名ブロガーの人が「人のコンテンツパクって上等だろ、成人の日だぞ」(AKYS)みたいなことを言っているので アクセス数欲しさに中途半端にかみつく。 そもそもパクリとはなにかぱくりとは、大きな口をあけてものを食べるさまを示す言葉。転じて盗…

いわゆるジョブローテーションについて

公務員業界(特に市町村)ではジョブローテーションを行うのがほぼ常識になっているでしょう。ジョブローテーションとは数年単位で職場を異動することをいいます。 ・ジョブローテーションの利点 若いうちからこれを行うことによって広範な知識とジェネラリ…

信頼出来ない日本製品

こんなことを書くと非国民なんだといわれそうですが、自分は日本製品を信頼していません。あんなものは高いくせに自分の求めるもの(思考を妨げない、愛着を持てる)モノが少ないと感じており、むしろ値段の低い、いわば使い捨て可能な中国などの製品の法が…

明るい未来はどこに行ったのか

・来なかった世紀末 平沢進さんの自伝的書籍に「来なかった世紀末」という本がある。彼は独創的なテクノマエストロでありながらすぐれたコピーライターであるようだ。「来なかった世紀末」とは「未来への共通認識」が失われたことと「過去の未来への共通認識…

ドキュメンタリー映画がなぜ好きなのか

なぜかはやらないドキュメンタリー映画 自分は映画が好きなのですが、日本の映画ファンの中でも少数派だと思われるドキュメンタリー映画ファンです。残念なことに国内においてもドキュメンタリー映画の本数は少なく、劇場公開されるところもミニシアター系の…

(考察)嫌いな言葉4 ~は苦労するものだ

嫌いなことばの最後は「〜は苦労するものだ」だ。これは上の者がしたの人間に現状に甘んじることを他者に強要する非常に悪質なことばである。用例として「得てして仕事は苦労するものだ」というものがあるだろう ・なぜあなたの苦労を自分もせねばならないの…

(考察)嫌いなことば3 みんなしてる

嫌いな言葉のみっつ目は「みんな〜してる」だ。これは前回二つと異なり「同調圧力」をかけるものだ。 ・理由や根拠がない 嫌いな理由の一つは根拠がないことだ。自分はすべての行動には根拠があるものだと確信しており、相手にも求めてしまう癖がある。行動…

(考察)嫌いなことば2 臨機応変

嫌いなことばの二つ目は「臨機応変」である。これも言い得のことばである。 ・丸投げしても許される便利なことば 臨機応変は耳障りはいいが言いとくのことばのひとつである。「そこは臨機応変に」といってしまえば全部オッケーになってしまえる非常に便利な…

(考察)嫌いなことば 叱咤激励

自分には嫌いな言葉がいくつかある。耳にするのもイヤだし口にするのもイヤだ。 今回はその一つとその理由を挙げたいと思う。 ・叱咤激励 叱咤激励という言葉がある。この言葉は結構意味のとらえ方がいくつかあり(URL)、なかなか固定された使われ方をしてい…

自治体のレベニュー債導入の検討

はじめに断っておきますが本記事は私の所属する団体の意見意思ではなく私個人の意見です。あくまで自分の調べた範囲での意見であるため誤りがあると思われます。お詳しい方がおられれば指摘していただけるとうれしいです。 レベニュー債とは レベニュー債と…

法律学と政治学の違い

仕事をしていてようやくこの二つの学問の違いがわかってきました。 法学部はだいたいの大学で法律学科と政治学科に分かれていますがこの二つは学ぶ対象(市民生活や国家について考えること)は同じものが多いですがそのプロセスと解決法は180度異なっていま…